WASSHA開発ブログ

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アフリカ未電化地域でのLEDランタンレンタルサービスWASSHAの開発者によるブログ

ソフトウェアエンジニアのタンザニア出張記 その2

普段は日本で働くソフトウェアエンジニアがタンザニアで見て聞いて感じたものを記事にしていく、その2回目です。

今回は、一介のソフトウェアエンジニアである私がタンザニア出張をして何をしたかったのか、その具体的な目的と、タンザニアオフィスで働いているメンバーについて書いていきます。

タンザニア出張の目的

  • 自分が開発に携わっているシステム、サービスをどんな人達がどのように使っているか、実際に自分の目で見て現場の理解を深め、現在のオペレーションの技術的な課題を洗い出す。
  • エージェントからの問い合わせの大部分を占める事項を解決するためのシステム改修について、改修後の現場検証、およびブラッシュアップを行う。
  • 新規のビジネスモデルを検証するためのアプリケーションの動作確認、およびブラッシュアップを行う。 

1つ目は要約すると視察です。

現地の人たちがWASSHAをどのように使っているのかは基本的にタンザニアに駐在している日本人メンバーから随時情報の連携をしてもらっていますが、システムを開発している人間として異なる観点も必要かなと思ったんですね。

2つ目は問い合わせを受ける負荷を低減する目的で行ったシステム改修について、既にテストは完了していたものの、実際に運用を行う環境下での検証が必要であったため、その検証と検証する中で発生する課題の解消、アプリケーションのブラッシュアップを行おうと考えていました。

ちなみに技術が好きな方向けにお伝えすると、このシステム改修ではGoogleのNearby Connections 2.0 APIAndroidアプリケーションに組み込んでいます。

GoogleAPIってほんと凄い・・・

3つ目はそのままです。

こちらも既にアプリケーションの開発、テストは終わっていて、実運用を想定した検証を現地でやってしまおうって目的でした。

タンザニアオフィスで実際に仕事をした印象

前回少しだけ話に出てきましたが、私たちの会社にはタンザニア支店があります。

ダルエスサラームのマサキというエリアにオフィスを構えていて、出張期間中はそのタンザニアオフィスで仕事をしていました。

タンザニアオフィスは大きい家屋をまるまる借り上げているのですが、想像していたよりも仕事がしやすく、アットホームな雰囲気でした。

タンザニアオフィスの業務時間は8時始業、17時終業、13時から1時間のお昼休憩があり、日本オフィスとは業務時間が異なるので慣れるのに少し時間がかかりましたが、大きな問題はありませんでした。

まぁ問題があったとすればお昼休憩が1時間遅いので空腹を耐える時間が少し長かった、くらいでしょうか。

基本的に私は視察の時以外はタンザニアオフィスでアプリケーションの検証やブラッシュアップを行っていましたが、当然ネットが繋がらないと仕事にならない訳で、そんな時は自分のスマートフォンテザリングをしてました。

タンザニアのネットワーク回線って思っている以上に速度が出るし、日本に比べて安いので「これは普通にタンザニアで生活していけるわ!」って思った事もありました。

頭の作りが単純なんで・・・

ちなみに私はHalotelのSIMを使っていましたが、1ヵ月間でHalotel間の無料通話100分+ネットワークバンドル25GBで40,000Tshなので約2,000円です。

さて、私の事は置いといて、スタッフが普段どんな感じで仕事をしているのかわかるよう写真をあげておきますね。

 

彼らはMO(Marketing Officer)チームの面々。何人かカメラ目線になっていますが毎朝のミーティングの風景です。

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彼らはこのミーティングの後、各々が担当しているエージェントのキオスクに訪問してランタンの交換やWASSHAのサポートを行ったり、新規のエージェントを開拓したりと様々な活動を行っています。

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エージェントのキオスクに訪問するために準備しているところをパシャリと。

良い笑顔!

 

そしてお次がEngenieerチームです。

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主にCharger Boxなどのハードウェアの修理やメンテナンスを行ったり、日本オフィスのハードウェアエンジニアに向けて詳細な修理・メンテナンス報告書を作って送ったり、日々スキルを磨いています。

 

そしてCSO(Customer Service Officer)チームの面々。

彼らはエージェントからの問い合わせを受けてサポートを行ったり、いつどのエージェントに現地訪問が必要か、各キオスクの距離も考慮して日々のキオスク訪問リストを作成してMOチームに向けて配信したりと、こちらも様々な事を行っています。

エージェントに対しての気配りや細やかな管理といった部分があるためか、このチームは特に女性が多いです。

本来であればその仕事ぶりを写真におさめたかったのですが、サポート対応ってやっぱり神経使うので、突然やってきた英語も怪しいソフトウェアエンジニアが「ちょっと写真撮らせてよ」と気軽に言えない雰囲気を勝手に感じまして・・・実際はとっても気さくなんですよ。

なので、そんな気さくな感じが伝わるであろうお昼休み中の彼らの写真をご紹介。

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休憩する時はしっかりメリハリつけて休憩してます。

 

タンザニアオフィスは様々なチームで成り立っていますが、どのチームも共通して感じた事があります。

それは皆、自分の仕事に対してプライドを持ってやっているという事。

そして嫌々ではなくWASSHAというサービス、この会社で働く事に関してやりがいを感じているという事。

こういった仲間と一緒に仕事ができる事を嬉しく思います。

 

次回のタンザニア出張記では、食事の事について書こうと思っていますので、どうぞよしなに。