ソフトウェアエンジニアのタンザニア出張記 その1
みなさん、タンザニアという国にどんなイメージをお持ちですか。
あまり馴染みがなくてピンとこないかもしれませんね。
実は恥ずかしながら私自身「アフリカって暑い」とか「公用語はスワヒリ語らしい」なんて稚拙なイメージしか持っていませんでした。
でも我々の事業の中心であるタンザニアに対して漠然とした認識を持っているだけではダメだと思ったんですよね。
やはり自分が携わっているシステムをどんな人々がどんな環境で使ってくれているのか自分の目で知っておく必要があると感じたんです。
という事で社長にお願いして1ヵ月間、タンザニアに行ってきました。
実際にタンザニアに行って見て聞いて感じたものを数回にわけて記事にして、タンザニアという国をみなさんに知っていただけたらなと思います。
今回はその1回目になります。
日本からタンザニアってどうやって行くの?
これはまぁ色々ありますが基本的には飛行機ですよね。
私は今回、羽田~ドバイ~ダルエスサラームというルートを使いました。
今までも仕事で海外出張は経験しましたがこれだけの長時間、飛行機に乗るのは初めてでした。
羽田~ドバイで 約12時間、ドバイで乗り継ぎ待ちに約3時間、ドバイ~ダルエスサラームで5時間半といった感じです。
最近は飛行機内でWi-Fiが使えたりUSBでの充電ができたりするので、時間を潰すには事欠かないですが、とはいえ長時間はやはりツラいものです。
ちなみにダルエスサラームの空港はジュリウス・ニエレレ国際空港(Julius Nyerere International Airport)といいまして、これはタンザニアの初代大統領であるジュリウス・ニエレレさんの名前を冠しているんですね。
ちゃんと写真を撮っておけばよかったのですが「やっと着いた!!!」という長時間の飛行機移動から解放された気持ちでいっぱいだったので失念してました・・・
なので、Wikimedia Commonsから探してきました。
着いたら着いたで移動手段は?
私たちの本社は日本にありますが、タンザニアには支店がありまして、今回は空港から宿泊先までのドライバーを事前に手配してもらいました。
単独で空港から移動するなら周辺に待機しているタクシーやバジャジ(トゥクトゥク)が移動手段になりますが、Uberを使った方が安全です。
もしUberを使わない場合は白タクは絶対にやめましょう。(まぁUberも白タクですが・・・
ややこしいですが、日本でいう白タクはタンザニアだと黄色いナンバープレートのタクシーで、正規のタクシーはナンバープレートが白です。
ちなみに正規のタクシーでも相当ふっかけられるので、お金の面でもUberを使った方が無難ですね。
バジャジの場合はまず最初に行き先を伝えた上で値段交渉から始まります。
空港周辺であれば簡単な英語は通じると思いますが、人によってはスワヒリ語しか話せない場合もあるので大変です。
宿泊場所ってどうなん?
基本的に安すぎるところはやめときましょう。
私は出張の前半はタンザニアに駐在している日本人社員のYさん、Sくん宅に滞在して、後半はホテルに宿泊しました。
ホテルは1泊につき2,500円~7,000円程度でしょうか。
ちなみに私が泊まったホテルではスイートが1泊7,000円です。
でタンザニアのファーストインプレッションは?
今回タンザニアに着いたのは日曜日の夕方で、空港から直接宿泊先に行ったので現地の人々と触れ合う機会はほとんどありませんでしたが、その時に感じた事をつらつらと書いてみようと思います。
- 日本に比べると暑い!でも思っていたより不快ではないものの、ヒートテックを着たままだった事に心底後悔しました。ちなみにこの日(10月22日)の最高気温は日本が18℃、ダルエスサラームが30℃でした。
- 車道とか思っていたよりちゃんとしていました。ボッコボコのところもあるけど・・・そして信号が少ないですね。信号がないところは大きめのハンプがあってたまにビックリします。やっぱりシートベルトって大事です。
- 実はタンザニアって日本と同じ左車線通行です。イギリスの植民地だった過去があるからですかね。そして日本車多いです。
- 都市部でも原っぱみたいなところに普通に山羊がいます。もちろん野良じゃない。でも見慣れない光景で不思議な気持ちになります。
- 海があってビックリ。地図で見たらインド洋に面してるからあって当たり前なんですが、海があるイメージはありませんでした・・・
ちなみに日本人社員のYさんとSくんと合流した後に、近所にあるGiraffe Ocean View Hotelのレストランに行って夕食だったんですが、そのレストランが海に面してまして。こんな感じですね。
なので、もう日が落ちかけてたので見づらいですが海を写真に残してみました。
数年振りの潮の香りを、まさかタンザニアで嗅ぐことになろうとは想像もしていませんでした。