WASSHA開発ブログ

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アフリカ未電化地域でのLEDランタンレンタルサービスWASSHAの開発者によるブログ

ソフトウェアエンジニアのタンザニア出張記 その3

普段は日本で働くソフトウェアエンジニアがタンザニアで見て聞いて感じたものを記事にしていく、その3回目です。

今回は、タンザニアでの食事について書いていきます。

仕事する環境も大切だけど、生きる上で食事って凄く大切なんだよ? 

気にされている人がいるかもしれないのでこちらについて書いていきましょう。

私は日本にいる時は朝食は軽く食べ、昼食は食べたり食べなかったりします。

でも慣れない土地でこんな生活してたら当たり前のように体調崩すので、タンザニアでは朝も昼もしっかり食べてました。

日本での生活よりよっぽど健康的な生活してたって今さら気付きました。

朝食は、タンザニアオフィスの道を挟んで目の前にカフェがあるので、タンザニアオフィスのメンバーは日本人、タンザニア人含め、ほぼ例外なくそのカフェで朝食を食べていました。

どんなカフェかと言いますと

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写真左側の木に少し隠れてる、とても風通しの良い建物の1Fがお目当てのカフェです。

嘘でしょ?って思う人が多いかと思いますが、タンザニアでは都市部でもこういった建物がけっこうあるので慣れてください。

で、食事してる雰囲気はこんな感じです。

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安定の風通しの良さです。

皆、仲が良いのでこんな感じで会話しながら朝食を済ませてます。

私は毎日チャパティと卵にソーセージトッピングを頼んでました。

気になる人は「Chapati na mayai na Sausage」って言えば出てきます。多分。

これにチャイがついて2,100Tshなので1食が約105円ととてもリーズナブル。そして美味しい!

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これにピリピリソースという辛ウマなソースをかけて食すのがオススメ。

でもピリピリソースは日によって辛さが違うので注意です。 

作る側のさじ加減で辛さが違うって事なんですが、このカフェだけじゃなく、自家製のピリピリソースを出してる店は日によって辛さが違うと思ってください。

 

こういった朝食を食してお昼休みまで仕事をし、私はほぼ毎日空腹を1時間程度耐えてからの昼食です。

タンザニアオフィスでは通称「WASSHAランチ」なるものがあり、要するに社食なんですが、毎日ダダがタンザニアオフィスの台所で日替わりランチを作ってくれます。

ダダといってもウルトラマンの話じゃないです。

ダダ(dada)はスワヒリ語で「お姉さん」といった意味合いで、女性の店員さんに対して使ったりします。

男性の店員さんに対してはカカ(kaka)です。サッカー選手じゃないです。

こっちはスワヒリ語で「お兄さん」といった意味合いですね。

で話を戻してダダ エリザベス、要するにエリザベスねーさんが作ってくれる日替わりランチを毎日無料で食べれるってとっても良い企業だと思うんですよね僕は。

メニューとしては、ライスとカチュンバリとマハラギとおかず一品、もしくはピラウとカチュンバリとマハラギといった感じで、カチュンバリは野菜のサラダ、マハラギは豆を煮込んだもの、ピラウはまぁピラフです。

おかずは魚の揚げ物、牛レバーの煮込み、鶏肉の揚げ物など毎日ローテーションします。

ライスとは別にウガリがある日もありますが、私は1回食べて満足しました。

ウガリに関しては今後無理矢理食べさせられない限り、自発的に食べる事はないと思います。

で、どんなご飯かというとこんな感じです。これはピラウかな。

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他にも何枚か撮っていたんですが、私の撮り方が下手くそで今見ると美味しそうに見えないのでこの1枚だけにしておきます。

お昼休みはこの「WASSHAランチ」を食しながら楽しいひと時を過ごします。

日本人は働きすぎだなと時々ふと思うんですが、仕事をする時は仕事して、休憩する時は休憩して、メリハリつけていくべきなんですよね。

しっかりメリハリつけてるタンザニアスタッフを見習おうかな。

 

こんな感じで美味しいものを食べつつ仕事を終わらせた後の夕食はどんなものかってみなさん気になるんでしょうか。

私は食べる事が大好きなので夕飯を抜くなんて事はいたしません。

もう毎晩がっつり食べてました。

ただ残念な事に、朝食、昼食に比べて選択肢がたくさんある夕食は「あれ食べたい!あ、これも食べたい!」なんて夢中で食べてたせいで一切写真がありません。

ごめんなさい。

ダルエスサラームって思っていたより色々なレストランやバーがあるんですよね。

私が行った場所はこんな感じです。

  • オーナーさんが日本人の日本食レストラン【芦部】
  • 食べてると猫が鋭利な爪を立てておねだりしてくる、しかも野良猫じゃなくて飼ってるって店員が言ってた【Lukas Bar & Restaurant】
  • 中国人が言う「辛くないよ!」は嘘っぱちだと痛感した中華料理レストラン【長城飯店】
  • 夜にしか行かないからわからないけど夕暮れ時に行くと海が綺麗に見えるらしいステーキハウス【Shooters Grill】
  • ローカルの人はほとんどいないイメージのイタリアンレストラン【Zuane】
  • 伝票に<日本人>って書いてて、客の人種を伝票に書くなんて斬新過ぎると思った中華料理レストラン【和平飯店】
  • 餃子がやたらと美味しい中華料理レストラン【唐人飯店】

ちなみに和平飯店は看板に【和平飯店】、その下に【 Armani Chinese Restaurant】と書いてあるんですが「なんでアルマーニよ?」って思う訳ですよ。

で、一緒に仕事をしていたMさんから聞いたところ【Amani】ってスワヒリ語で【平和】って意味なんですって。どうして【r】が入っちゃったのかは今も謎ですが・・・

こうやって見るとダルエスサラームって色々なレストランがあるから食事も飽きないですね。

 

次回のタンザニア出張記では、MOに同行してキサラウェ(Kisarawe)に行ってきた事について書こうと思っていますので、どうぞよしなに。

ソフトウェアエンジニアのタンザニア出張記 その2

普段は日本で働くソフトウェアエンジニアがタンザニアで見て聞いて感じたものを記事にしていく、その2回目です。

今回は、一介のソフトウェアエンジニアである私がタンザニア出張をして何をしたかったのか、その具体的な目的と、タンザニアオフィスで働いているメンバーについて書いていきます。

タンザニア出張の目的

  • 自分が開発に携わっているシステム、サービスをどんな人達がどのように使っているか、実際に自分の目で見て現場の理解を深め、現在のオペレーションの技術的な課題を洗い出す。
  • エージェントからの問い合わせの大部分を占める事項を解決するためのシステム改修について、改修後の現場検証、およびブラッシュアップを行う。
  • 新規のビジネスモデルを検証するためのアプリケーションの動作確認、およびブラッシュアップを行う。 

1つ目は要約すると視察です。

現地の人たちがWASSHAをどのように使っているのかは基本的にタンザニアに駐在している日本人メンバーから随時情報の連携をしてもらっていますが、システムを開発している人間として異なる観点も必要かなと思ったんですね。

2つ目は問い合わせを受ける負荷を低減する目的で行ったシステム改修について、既にテストは完了していたものの、実際に運用を行う環境下での検証が必要であったため、その検証と検証する中で発生する課題の解消、アプリケーションのブラッシュアップを行おうと考えていました。

ちなみに技術が好きな方向けにお伝えすると、このシステム改修ではGoogleのNearby Connections 2.0 APIAndroidアプリケーションに組み込んでいます。

GoogleAPIってほんと凄い・・・

3つ目はそのままです。

こちらも既にアプリケーションの開発、テストは終わっていて、実運用を想定した検証を現地でやってしまおうって目的でした。

タンザニアオフィスで実際に仕事をした印象

前回少しだけ話に出てきましたが、私たちの会社にはタンザニア支店があります。

ダルエスサラームのマサキというエリアにオフィスを構えていて、出張期間中はそのタンザニアオフィスで仕事をしていました。

タンザニアオフィスは大きい家屋をまるまる借り上げているのですが、想像していたよりも仕事がしやすく、アットホームな雰囲気でした。

タンザニアオフィスの業務時間は8時始業、17時終業、13時から1時間のお昼休憩があり、日本オフィスとは業務時間が異なるので慣れるのに少し時間がかかりましたが、大きな問題はありませんでした。

まぁ問題があったとすればお昼休憩が1時間遅いので空腹を耐える時間が少し長かった、くらいでしょうか。

基本的に私は視察の時以外はタンザニアオフィスでアプリケーションの検証やブラッシュアップを行っていましたが、当然ネットが繋がらないと仕事にならない訳で、そんな時は自分のスマートフォンテザリングをしてました。

タンザニアのネットワーク回線って思っている以上に速度が出るし、日本に比べて安いので「これは普通にタンザニアで生活していけるわ!」って思った事もありました。

頭の作りが単純なんで・・・

ちなみに私はHalotelのSIMを使っていましたが、1ヵ月間でHalotel間の無料通話100分+ネットワークバンドル25GBで40,000Tshなので約2,000円です。

さて、私の事は置いといて、スタッフが普段どんな感じで仕事をしているのかわかるよう写真をあげておきますね。

 

彼らはMO(Marketing Officer)チームの面々。何人かカメラ目線になっていますが毎朝のミーティングの風景です。

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彼らはこのミーティングの後、各々が担当しているエージェントのキオスクに訪問してランタンの交換やWASSHAのサポートを行ったり、新規のエージェントを開拓したりと様々な活動を行っています。

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エージェントのキオスクに訪問するために準備しているところをパシャリと。

良い笑顔!

 

そしてお次がEngenieerチームです。

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主にCharger Boxなどのハードウェアの修理やメンテナンスを行ったり、日本オフィスのハードウェアエンジニアに向けて詳細な修理・メンテナンス報告書を作って送ったり、日々スキルを磨いています。

 

そしてCSO(Customer Service Officer)チームの面々。

彼らはエージェントからの問い合わせを受けてサポートを行ったり、いつどのエージェントに現地訪問が必要か、各キオスクの距離も考慮して日々のキオスク訪問リストを作成してMOチームに向けて配信したりと、こちらも様々な事を行っています。

エージェントに対しての気配りや細やかな管理といった部分があるためか、このチームは特に女性が多いです。

本来であればその仕事ぶりを写真におさめたかったのですが、サポート対応ってやっぱり神経使うので、突然やってきた英語も怪しいソフトウェアエンジニアが「ちょっと写真撮らせてよ」と気軽に言えない雰囲気を勝手に感じまして・・・実際はとっても気さくなんですよ。

なので、そんな気さくな感じが伝わるであろうお昼休み中の彼らの写真をご紹介。

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休憩する時はしっかりメリハリつけて休憩してます。

 

タンザニアオフィスは様々なチームで成り立っていますが、どのチームも共通して感じた事があります。

それは皆、自分の仕事に対してプライドを持ってやっているという事。

そして嫌々ではなくWASSHAというサービス、この会社で働く事に関してやりがいを感じているという事。

こういった仲間と一緒に仕事ができる事を嬉しく思います。

 

次回のタンザニア出張記では、食事の事について書こうと思っていますので、どうぞよしなに。

ソフトウェアエンジニアのタンザニア出張記 その1

みなさん、タンザニアという国にどんなイメージをお持ちですか。

あまり馴染みがなくてピンとこないかもしれませんね。

実は恥ずかしながら私自身「アフリカって暑い」とか「公用語スワヒリ語らしい」なんて稚拙なイメージしか持っていませんでした。

でも我々の事業の中心であるタンザニアに対して漠然とした認識を持っているだけではダメだと思ったんですよね。

やはり自分が携わっているシステムをどんな人々がどんな環境で使ってくれているのか自分の目で知っておく必要があると感じたんです。

という事で社長にお願いして1ヵ月間、タンザニアに行ってきました。

実際にタンザニアに行って見て聞いて感じたものを数回にわけて記事にして、タンザニアという国をみなさんに知っていただけたらなと思います。

今回はその1回目になります。

日本からタンザニアってどうやって行くの?

これはまぁ色々ありますが基本的には飛行機ですよね。

私は今回、羽田~ドバイ~ダルエスサラームというルートを使いました。

今までも仕事で海外出張は経験しましたがこれだけの長時間、飛行機に乗るのは初めてでした。

羽田~ドバイで 約12時間、ドバイで乗り継ぎ待ちに約3時間、ドバイ~ダルエスサラームで5時間半といった感じです。

最近は飛行機内でWi-Fiが使えたりUSBでの充電ができたりするので、時間を潰すには事欠かないですが、とはいえ長時間はやはりツラいものです。

ちなみにダルエスサラームの空港はジュリウス・ニエレレ国際空港(Julius Nyerere International Airport)といいまして、これはタンザニアの初代大統領であるジュリウス・ニエレレさんの名前を冠しているんですね。

ちゃんと写真を撮っておけばよかったのですが「やっと着いた!!!」という長時間の飛行機移動から解放された気持ちでいっぱいだったので失念してました・・・

なので、Wikimedia Commonsから探してきました。

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着いたら着いたで移動手段は? 

私たちの本社は日本にありますが、タンザニアには支店がありまして、今回は空港から宿泊先までのドライバーを事前に手配してもらいました。

単独で空港から移動するなら周辺に待機しているタクシーやバジャジ(トゥクトゥク)が移動手段になりますが、Uberを使った方が安全です。

もしUberを使わない場合は白タクは絶対にやめましょう。(まぁUberも白タクですが・・・

ややこしいですが、日本でいう白タクはタンザニアだと黄色いナンバープレートのタクシーで、正規のタクシーはナンバープレートが白です。

ちなみに正規のタクシーでも相当ふっかけられるので、お金の面でもUberを使った方が無難ですね。

バジャジの場合はまず最初に行き先を伝えた上で値段交渉から始まります。

空港周辺であれば簡単な英語は通じると思いますが、人によってはスワヒリ語しか話せない場合もあるので大変です。

宿泊場所ってどうなん? 

基本的に安すぎるところはやめときましょう。

私は出張の前半はタンザニアに駐在している日本人社員のYさん、Sくん宅に滞在して、後半はホテルに宿泊しました。

ホテルは1泊につき2,500円~7,000円程度でしょうか。

ちなみに私が泊まったホテルではスイートが1泊7,000円です。

タンザニアのファーストインプレッションは?

今回タンザニアに着いたのは日曜日の夕方で、空港から直接宿泊先に行ったので現地の人々と触れ合う機会はほとんどありませんでしたが、その時に感じた事をつらつらと書いてみようと思います。

  • 日本に比べると暑い!でも思っていたより不快ではないものの、ヒートテックを着たままだった事に心底後悔しました。ちなみにこの日(10月22日)の最高気温は日本が18℃、ダルエスサラームが30℃でした。
  • 車道とか思っていたよりちゃんとしていました。ボッコボコのところもあるけど・・・そして信号が少ないですね。信号がないところは大きめのハンプがあってたまにビックリします。やっぱりシートベルトって大事です。
  • 実はタンザニアって日本と同じ左車線通行です。イギリスの植民地だった過去があるからですかね。そして日本車多いです。
  • 都市部でも原っぱみたいなところに普通に山羊がいます。もちろん野良じゃない。でも見慣れない光景で不思議な気持ちになります。
  • 海があってビックリ。地図で見たらインド洋に面してるからあって当たり前なんですが、海があるイメージはありませんでした・・・

ちなみに日本人社員のYさんとSくんと合流した後に、近所にあるGiraffe Ocean View Hotelのレストランに行って夕食だったんですが、そのレストランが海に面してまして。こんな感じですね。

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なので、もう日が落ちかけてたので見づらいですが海を写真に残してみました。 f:id:wassha-dev:20171129180609j:plain

数年振りの潮の香りを、まさかタンザニアで嗅ぐことになろうとは想像もしていませんでした。

次回のタンザニア出張記では、タンザニアオフィスでの日々や食事について書こうと思っていますので、どうぞよしなに。

初代Charger Boxプロトタイプ

さて,今回はCharger Boxの紹介をします.

せっかくなので現在運用に使っているものではなく4年前に社内で開発されたプロトタイプの紹介をします.

Charger BOXとは,キオスクに設置し,ランタンのレンタル事業を行うために必須となる,我々のビジネスモデルの根幹を握っているハードウェアです.

 

以下の機能が搭載されています.

  • ランタンを複数個同時に充電できる
  • 太陽光パネル,バッテリーから電源を取る
  • 接続されたAndroid端末から指令を受けて充電ポートのON/OFFができる

 

初代Charger Boxはこれです.

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ええ,わかりにくいですね.これは,こうやってつなげて使うのです.

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左側の白い箱をマスターボックス,右の銀のデバイスをスレーブボックスと呼んでいました.

マスターボックスは,太陽光パネルとバッテリー,Android端末と,スレーブボックスを複数台接続できます.で,スレーブボックスからランタンを充電できます.

スレーブボックスからは9本の充電ケーブルが出ていて,ランタン9台まで同時に充電できるようになっています.さらに,マスターボックスにはスレーブボックスが最大37台まで接続可能になっていて,合計するとランタンを最大333台(!)まで同時に充電できます.

 

 まだ事業開始前の段階で,規模をどれくらいにすればよいのかも検討段階でしたので,同時充電数を柔軟に変更できるような設計が必要だったのですね.

 

ちなみにこのCharger Boxは当時ケニアにて,事業実証のために使用されました.

 

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開発ブログはじめました

わたしたちは,アフリカ未電化地域に電気を届けるべくLEDランタンのレンタルサービスWASSHAを行っている会社です.

 事業の中心はタンザニアですが,そのためのシステム開発やハードウェアの設計は日本で行っています.

ここでは,その日本でやっている開発業務でやってること,感じていることをつらつらと皆様にお届けしていきます.

 さて,第一回目のテーマはSlackについてです.

 

Slack導入の背景

デジタルグリッドには現在約10名の日本人スタッフが在籍しており,半数がタンザニアに,半数が日本にいます.

距離が遠く時差があるため,ほおって置くと情報が分断されてしまい円滑な業務の遂行ができなくなってしまいます.

そこで,時差を気にせず,気軽に情報共有ができるコミュニケーションツールとしてSlackを導入しました.

Slackでみんなが話す内容としては,ソフトウェア・ハードウェアの開発の内容はもちろん,タンザニアでのシステム導入でのこと,タンザニアスタッフの管理内容,経理や広報にまつわることなど,非常に多岐にわたります.

そのため,話題をテーマ別に分けられる,チャンネルという機能があるのも便利で,導入の決め手になりました.

 

Slackを使ってみて

Slackは非常に便利で,ほとんど書くことに抵抗なくみんなが使っていっています.

 というか,もう仕事の9割くらいはSlackでやっているんじゃないでしょうか.Slackがあれば会社こなくてもよくね?と思います.

 会話のログが残るので,何か一つの物事を決めたり,トラブルの解決を行うのにも,結論に至るまでの経緯が残ってるのがいいですね.

 

Slackの使い方・注意

仕事をするのにとても便利なSlackですが,使ってていくつかクセというか使うコツみたいなのがあることに気がついたので,いくつか紹介します.

 

文字装飾

メッセージ中に チルダ(~)で囲むと打ち消し線になったり,バッククオート(`)で囲むと赤色強調にできたりしとても便利です.

が,その前後をスペースで開ける必要があります.

「あいうえお`かきくけこ`さしすせそ」と書いても装飾されずダメで,この場合は「あいうえお `かきくけこ` さしすせそ」と書く必要があります.

 

改行

入力中にターーンっとEnterを押すとメッセージが投稿されてしまいます.Shift+EnterかAlt+Enterを打って改行することができます.

ExcelがAlt+Enterでセル内改行なのでAlt+Enterでクセをつけておくと何かと便利です.

 

投稿コメントの編集

Slackの中でも極めて優秀な機能の一つです.

投稿済みのメッセージを修正したいときは「Edit Massage」を押すことで再編集することができます.編集したメッセージはそのメッセージの最後に小さく(edited)と書かれるのみで何回でも書き換えることができます.

また,投稿したメッセージを削除することもできます.

メッセージがたくさん投稿されている中のメッセージを編集しても,前後の他の人のメッセージはそのままになります.

うまく活用することで歴史を書き換えたり,人を陥れたりすることが可能でしょう.

ちなみに添付ファイルへのコメントの編集は(edited)すらつかないのでさらに凶悪です.

 

@でメンバー名の補完は頭にスペースを空けないとダメ!

「 @メンバー名」と書くとその人宛てのメッセージとなり,受け取った方は強調通知がされます.がしかし,文中でコレを使うときは装飾文字と同様に文字頭にスペースをあける必要があるのに注意が必要です.

@channel とするとそのチャンネルに参加しているメンバー全員に対して強調通知がいきます.

 

スレッド

 一つのメッセージから派生して,そのメッセージに関連した内容の会話を続けることができます.

同じチャンネルでいくつもの話がごちゃまぜに続行している場合はスレッド機能が便利です.

便利なのですが,スレッドでの会話は新規投稿時に,そのスレッドに参加しているメンバーにのみ通知がいきます.チャンネルへの参加メンバーには通知が行かないので注意です.スレッド会話内での @channel も使えません.

チャンネル全員にアピールしたい場合は,投稿時に「Also send to XXX」にチェックを入れるようにしましょう.

 

Slackの使い方の練習

Slackにはチャンネルとは別にメンバーに直接メッセージを送る「Direct Messages」という機能があります.

そして,送信先メンバーとして自分を選択することもできます.これを使用して,他の誰にも迷惑をかけないで,Slackの練習ができますね.